フィギュアスケートのグランプリシリーズの最終第6戦となるNHK杯が
大阪・なみはやドームで開幕しました。

8日に上海で行われた中国杯の練習中に他の選手と衝突して負傷した羽生
結弦選手は出場か欠場かの判断を26日まで保留していましたが、最終的
に出場を決断し、ショートプログラムの結果、5位でスタートしました。

翌日に帰国して受けた精密検査の結果、脳には異常は無かったものの左足
の太ももの打撲など五か所に全治二週間から三週間の怪我と診断され療養
していた影響もあり体力が落ちているということで、プログラムの内容を
一部変更しての出場となります。

GPシリーズファイナル(スペイン・バルセロナ)への出場を決めるには
今回のNHK杯で三位以内に入れば他の選手の成績に関係なく出られると
いうことで、万全の体調ではないものの最高の演技をしたい、とコメント
しての出場となっています。

こういう逆境に当たっても、前を向いて進んでいく姿勢が多くのファンに
支持される理由なんでしょうね。



<NHK杯結果>
SP5位で進んだフリーの演技で、本人いわく「絶望的な終わり方。手が
つけられないくらい、ミスが出た」ということで、最終的には4位という
結果に終わりましたが、上位陣の自滅にも助けられてファイナルへの出場
は確定しました。

スペイン・バルセロナで開催されるGPファイナルまでに、怪我を治して
万全の体調で復帰することをファンは待っていると思います。

フィギュアスケート日本男子応援ブック5 (DIA COLLECTION)


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