女優の宮沢りえが、大金を横領する銀行勤めの主婦を演じて話題になった
「神の月」が東京国際映画祭で観客賞を受賞すると共に、主演の宮沢りえ
には最優秀女優賞が授与されました。



東京で開催される映画祭なのに、邦画として唯一コンペティション部門に
出品されていた「紙の月」は、直木賞作家・角田光代の同名小説を原作に
平凡な主婦が年下の大学生と不倫関係になり、彼を繋ぎとめるために銀行
のお金に手を付けてしまうという話ですが宮沢りえの不倫相手役を演ずる
池松壮亮は「愛の渦」で門脇麦と「海を感じる時」では市川由衣とそして
本作品では宮沢りえと愛欲シーンを演じて、濡れ場俳優と呼ばれていると
いう別の話題でも知られている作品になっています。

子役というか少女時代から注目され、ヘアヌード写真集とか婚約破棄とか
いろいろな話題も提供しつつ、本格的女優の道を歩き続けている宮沢りえ
ですが、母親が亡くなった後でさらに開花した感があり、今後も邦画界で
重要な女優として活躍し続けることでしょうね。

紙の月
角田 光代


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