鈴鹿サーキットで開催されたF1グランプリで起きた事故によりジュール
・ビアンキが重傷を負ってから一週間が経ちました。

FIAから事故の詳細が公表され、ダンロップコーナーの事故現場周辺の
コースは乾き気味のラインがあったものの雨脚が強くなって、水溜まりが
出来てきたことにより、そのラインを通ったマシンのうち、スーティルの
マシンがスピンしてコースアウト、そのマシンを除去するための回収車に
次の周回で同じようにコースアウトしたジュール・ビアンキのマシンが、
衝突をして大事故になったことが説明されました。



アクアプレーン(日本の自動車学校ではハイドロプレーニングという名称
で習いますね)によってコントロールを失ったのが原因であり、コース上
でのアクシデントへの対応され、マーシャルたちの対応についても適切で
あれ以上に優れた対応は出来なかったと運営者側の責任については、否定
されています。

ジュール・ビアンキ本人の容体については父親から、大きな変化はないと
いうことが発表され、危機的な状況に変わりはないようです。

ロシアGPでは全てのドライバーがヘルメットに「Tous Avec 
Jules(フランス語でジュールと共に)」というステッカーを貼って
予選に挑んでいるということで、奇跡が起きることを望んでいます。

やさしくわかる脳神経外科
高橋 伸明


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