全米オープンテニスの男子シングルスで、日本人初の決勝に臨んだ錦織圭
選手はクロアチアのマリン・チリッチ選手にストレートで敗れました。

準決勝に進出した際には、日本人として96年振りの四大大会での準決勝
進出と大騒ぎをしていたメディアは決勝に進出した頃には、チリッチ選手
との過去の対戦成績が5勝2敗と錦織選手が有利だという理由で、優勝の
可能性は非常に高いと煽りたて、元テニスプレーヤーの杉山愛は80%の
確率で錦織圭選手が優勝すると発言していましたが、結果的には3-1で
ストレート負けということで、四大大会の壁は厚かったという結果です。

ちなみに四大大会とは、全豪オープン、全仏オープン、英国のロンドンで
開催される歴史ある大会のウィンブルドン選手権と全米オープンの四大会
で、全米オープンの優勝賞金は約3億2千万円、準優勝は約1億5千万円
全豪オープンの優勝賞金は約2億6千万円、全仏オープンの優勝賞金だと
約2億2千万円、由緒あるウィンブルドンの優勝賞金は約3億円となって
いて、ゴルフのメジャー大会のマスターズでも優勝賞金は約1億7千万円
ですからスポーツの賞金としては高額な方ですね。

錦織圭選手自身が二週間の大会が楽しかったと発言し、チリッチを賞賛し
自分のテニスが出来なかったと言っていること、試合の様子を見ていても
時速210キロと言われているチリッチ選手のサーブに対応できていない
現実を見ると、まだまだ発展途上であると思いますが、決勝の常連になる
ことが可能になるだけの力はあると思いますので、まずは決勝進出の夢を
叶えた錦織選手が決勝を制することもそんなに遠い先の話ではないのでは
と思える決勝までの道程だと思いました。

まずはお疲れさまでした、そしてまた夢の続きを見せて下さい。

わかりやすいテニスのルール (Sports series)
川廷 尚弘


by G-Tools