私が小学生だった頃に、池田理代子原作のオスカルとアンドレが登場する
少女漫画「ベルサイユのバラ」が大ブームとなり、いたる所からベルバラ
ベルバラと呪文のように聞こえていたものでした。

フランス革命の時代の物語というだけで、全く興味はありませんでしたし
少女マンガ独特の大きな瞳(今の少女漫画って、そんなに極端ないかにも
な絵はありませんね)が気持ち悪いと感じる人だったので、ブームの中で
踊らされることもなくストーリーはあまり知りません。

宝塚歌劇団で歌劇になって漫画とは別のファンが付き、実写映画化もされ
テレビアニメにもなって、宇宙戦艦ヤマトとは形は違うもののコンテンツ
としては再利用の連続という感じがして好感は持っていません。

わざわざフランスで、ベルサイユ宮殿の許可を得て撮影した割には製作費
の回収も出来なかったという映画は明らかに失敗作で、海外で人気爆発と
いうわけでもなかったのに、フランス人のスタッフ・キャストで撮影した
ことは大きなミスだったと個人的には思っていました。



と個人的には全く思い入れもない作品ですが、オスカルとアンドレの悲恋
に涙した人達にとっては、待望の新刊かも知れませんね。


ベルサイユのばら 11 (マーガレットコミックス)

ということで、新刊が8月25日に出ますよというお話でした。

ベルサイユのばら大事典―連載開始30周年記念
池田 理代子


by G-Tools