スタジオ・ジブリの新作「思い出のマーニー」が7月19日から公開され
評論家の声も含めて、作品に対する評価がそれなりに出てきています。



宮崎駿監督の頃には、映画館の予告編を見ることで本編への期待が高まり
公開を待つという感覚がありましたが、今回の「思い出のマーニー」では
映画館で予告編を見ても、なんだか難しそうだなと感じましたし、思春期
の女の子が自分と向き合うことを想定した映画みたいな感じがして正直な
ところ、積極的に映画館に行って観たいという気がしない映画です。

試写会の招待券が当たりましたが、台風の日と重なったこともあり結局は
行けなくて、そういう部分でも縁遠い映画だと感じています。

今までのジブリのカラーでは表現されない色の映画という部分では好意的
な評価でも否定的な意見でも同じように指摘されていて、宮崎駿カラーの
作品を良しとする基準を持つ人と、宮崎カラーからの脱却を良しとする人
によって賛否が分かれているような印象を受けますが、思っていた以上に
予告編の内容よりも本編が良いという意見が多いことと、評論家の中でも
意見が割れている=評価が定まっていない、という部分が興味をひくので
上映が終わるまでには映画館で観てみようかなと思っています。

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鈴木 敏夫


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