16日間の日程で雪と氷の上で戦われるソチオリンピックも折り返し点を
過ぎて、いよいよ終盤の女子フィギュアスケートへと日本の報道関係者は
盛り上がっていますが、その前にレジェンドと呼ばれるスキージャンプの
葛西選手の今大会最後のジャンプが団体戦で見られました。

日本人選手の中でも一人抜け出た存在であることは葛西選手本人も周囲の
選手や関係者もわかっていることだと思いますから、特に団体戦のように
個人の技量だけで全てが完結するものではない競技においては、第一人者
である葛西選手に対する期待とプレッシャーは相当なものだと思います。

実際の試合においては、予想通りに葛西選手よりも飛べた選手はいません
でしたが、チームワークで失敗ジャンプをなくして、銅メダルを獲得する
ことが出来ました。



ジャンプ競技の団体でメダルを獲得したのは、1998年の長野大会以来
16年ぶりということで、葛西選手の陰に隠れてしまっている選手たちの
実力が決して見劣りするべきものではないことが証明されました。

葛西選手をはじめとした日本選手団の四年後の活躍が楽しみですね。

オリンピックに勝つ物理学 (ブルーバックス)
望月 修


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