大相撲初場所の取り組みでのこと、幕内の時天空―佐田の富士戦で時天空
が佐田の富士のまわしに両手をかけたところ、まわしが緩んだために行司
の木村晃之助が「まわし待った」をかけて結び目を締め直しました。

が、まわしが短かいため上手く結び直すことが出来ず、再開直後に2度目
の「まわし待った」がかかり、それでも行司が締めることが出来なかった
ため、次の取り組みで控えていた嘉風が、審判長から手伝えと指示されて
土俵に上がったところ、行司に「進行役は私」と戻されて、結局は上手く
締めることが出来ずに再開となり、まわしが外れそうだった佐田の富士が
負けるという結果になりました。



相撲取りのまわしにどんな規定があるかは知りませんが、実際に取り組み
の最中にまわしが外れて中身が見えちゃった場合は、見せた方が不浄負け
(そんなに汚いものなのか?)という技で負けたことになるようですし、
NHKに放送事故をさせるわけにいきませんから、行司も必死にまわしを
直そうとしたのでしょうが、手伝ったもらえば良かったのにね。

行司は取組後に「まわしが短く結べなかった。関取に手伝って頂くわけに
はいかない」と言ったそうですが、同じ日本相撲協会の所属なんですから
助け合えばいいんじゃないですかね。

一番の恥さらしは、手伝えと言われて土俵に上がったら、戻って下さいと
言われた嘉風で「めっちゃかっこ悪かった」とぼやいたそうです。

相撲の世界もいろいろあるんですね。

ハッキヨイ!せきトリくん わくわく大相撲ガイド 押し出し編
財団法人日本相撲協会


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