「ドカベン」「男どアホウ甲子園」「野球狂の詩」など野球漫画の名作の
数々を描き続けてきた水島新司さんの長編漫画「あぶさん」が来年2月の
ビッグコミックオリジナル2月20日号で最終回になります。

私が子どもの頃はプロスポーツの球技と言えば野球のみ(プロゴルフとか
プロボウリングなどはありましたがマイナーでした。)の時代でしたから
小学校の運動会の行進曲は「巨人の星」のテーマ曲とか、野球関係の漫画
は「侍ジャイアンツ」「アパッチ野球軍」「プレイボール」など漫画雑誌
で野球漫画のない雑誌はないぐらいでしたが、そんな時代から続いていた
「あぶさん」は今年で連載40年となり、最終回となる来年は41年目に
なるそうで、ホークス一筋の景浦が現役引退後、現場スタッフを務めた後
2013年シーズンの終了後に退団という流れのようです。

代打専門で活躍し、その後三冠王になるなど実在のプロ野球選手の中から
いろいろな魅力のある部分を抽出して、物語の中に織り込んだような作品
で、ホークスのファンブックに、実物の景浦選手が掲載されているような
そんな感覚を持ったものでした。

水島新司さんも74歳、そろそろ連載漫画はきついかも知れないですから
今後は高校野球をテーマにした読み切りが中心になるようですね。

あぶさん 105 (ビッグコミックス)
水島 新司


by G-Tools