一年間で最も活躍した先発完投型の投手に贈られる沢村賞の選考委員会で楽天の田中将大投手が満場一致(と言いながら、全部で5人の選考委員は
如何にも少なく感じますけどね)で選出されました。
二年前にも受賞していて、パ・リーグからは3年連続の選出になりますが
去年から負けなしの24勝の投手ですからね、それでも反対するとか他の
投手を推すような選考委員がいたなら、そりゃ選考委員の方を辞めさせる
しかないような気がしますけどね。
ルール通りにすると選考基準の7項目をすべて満たしたのはオリックスの
金子千尋投手だけで、田中投手の場合は完投数をクリアできなかったため
本来ならば対象外ということになってしまいますが、想定を超えた連勝の
記録を作ってしまったがために、基準を曲げての受賞となりました。
ちなみに沢村賞の選考基準は以下のようになっています。
登板試合数 - 25試合以上
完投試合数 - 10試合以上
勝利数 - 15勝以上
勝率 - 6割以上
投球回数 - 200イニング以上
奪三振 - 150個以上
防御率 - 2.50以下
無意味な基準なら修正すれば良いし、絶対に基準は満たさないといけない
というルールなら規定通りにオリックスの金子投手に授与すれば良かった
わけで、たったの五人(さらに欠席が二人)の選考委員でも適正かという
議論と共に、選考方法も例外とか特別などの表現が不要になるように一定
のルールをきちんと決めるべきだと思います。
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