優勝監督を解任後、７０歳を超すチーム生え抜きの名選手を監督に据えて
二年間のシーズンを終わってみれば十数年ぶりのＢクラスと全球団を相手
に負け越し、ホーム球場でも負け越して年間観客動員は過去最低レベルの
２００万人割れと全ての結果がボロボロの中日ドラゴンズが新監督に起用
したのは、生え抜きではない谷繁捕手でした。
落合監督を解任した時は生え抜きの人でないと観客動員が期待できないと
観客動員力の低さを理由に解任しておきながら、二年経ったら簡単に方針
を撤回するあたりにドラゴンズ低迷の理由の一つがあると思います。
引退して外部から野球を学んでいる立浪元選手を監督にという意見も相当
あったはずですが、あえて選手兼監督という難しい立場の監督を起用する
のですから何らかの深い意図はあるのでしょう。
一種の後見人という立場でゼネラルマネージャーとして球団に復帰すると
伝えられている落合元監督は、チームをリーグ優勝に導きながら契約更改
をしなかったような球団によく復帰する気になったな～、とは思いますが
自分が常勝チームにしたドラゴンズの二年余りでの体たらくぶりに落合氏
本人のプライドが許せなかったのかも知れませんね。
この二年間の低迷は高木監督の責任ではなく意味不明な人事をした球団の
フロントにあったことは紛れもない事実です。
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