プロ野球・ヤクルトスワローズのウラディミール・バレンティン外野手が
15日、ホームスタジアムの神宮球場で、初回に56号、三回に57号と
日本のホームランを打ち、通算ホームラン数756本で世界最多の記録を
持つ王貞治さん、元近鉄のローズ選手、元西武のカブレラ選手を抜いて、
日本のプロ野球記録を更新しました。

ローズ選手、カブレラ選手にも王さんを抜くチャンスはあったはずですが
王さんがホークスの監督をしていたこともあり、パ・リーグでは記録更新
のかかった試合では敬遠ばかりとなって、日本プロ野球界の至宝である、
王さんの記録は守られましたが後味の悪い結果となっていましたが今回は
対戦チームのピッチャーが敬遠することなく、対戦したのはプロらしくて
良かったと思います。

何事にも文句を言いたい人は存在するわけで、今年の統一球は飛ぶボール
だから王さんの時代とは違うといった意見もありますが、各年度の全てを
統一するわけにはいかないですし、飛ぶボールでピッチャーが不利になる
とされていながら、楽天の田中将大投手は開幕以来21連勝を続けていて
ボールが飛ぼうが何が飛ぼうが、実力のある人が実力通りの結果を残すと
いうのがプロ野球のフェアなところだと思いますので、約50年間続いた
記録を打ち破った光景を見られただけでも儲けものだと思います。

チャレンジが道をひらく (100年インタビュー)
王 貞治


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