同年代の人なら、マニエルという名前を見て「赤鬼」と呼ばれていた日本
での外国人プロ野球選手だった時代を思い出す人もいるかも知れません。

日本のヤクルトスワローズと、近鉄バファローズ(今はもうないけど)の
二球団でプレーして守備はかなり下手ではあるもののホームランバッター
として活躍したチャーリー・マニエル元選手が2005年から続けてきた
フィラディルフィア・フィリーズの監督を解任されました。

2007年から5年連続で地区優勝を続けてきている他、2008年には
ワールドシリーズでも優勝した名将の一人になっていましたが、現時点の
成績はナ・リーグ東地区で4位、首位に20.5ゲーム差の大差があって
優勝が話題になる状態ではありません。

球団側の来年以降の未来を考えた検討結果として、8月12日に監督通算
1000勝を飾ったことを花道に、と考えたかどうかはわかりませんが、
8月16日に解任が伝えられたようです。

近鉄で活躍していた時にはデッドボールで顎を骨折し、アメフトのような
顎を防御するヘルメットをかぶって打席に立っていたマニエル選手の印象
が強いのですが現在の姿を見るとやはり年齢相応のおじいちゃんですね。

勇退というには、ちょっと成績が良くありませんが、後進に道を譲るには
良い時期なのかも知れません。

プロ野球 歴代「助っ人外国人」1000人 (宝島SUGOI文庫)
別冊宝島編集部


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