プロ野球DeNAの中村紀洋内野手と、中日ドラゴンズの谷繁元信捕手が
一日違いでプロ野球通算二千本安打を達成しました。

中村紀洋内野手は近鉄に入団後、ポスティングシステムでメジャーリーグ
に移籍しましたが、日本との違いに適応できないまま退団し、失意のまま
日本に帰国後、当初は入団を誘う球団もありませんでしたが中日が育成枠
での契約を提案し、それに応ずる形で入団後、育成枠から一軍へと上がり
中日で活躍後、楽天に移籍し、さらに楽天を自由契約になった後でDNA
と契約をして現役を続けているという苦労人です。

仮病を使うとか気に入らない試合では手を抜くとか、あまり良くない評判
がありますが、それでも39歳まで現役を続けられるのは、必要とされる
実力があり、必要とされる存在だからだと思います。

谷繁元信捕手は42歳と現役最高齢での二千本安打達成となり、試合数も
過去最多の試合数での達成ということで、打率がそんなに良くない人でも
長い間、一軍で活躍する存在感があることで二千本安打を達成し、現役を
続けて行くことが出来るということがわかりました。

野球選手の中でもっとも過酷なポジションと言われる捕手をしていながら
二千本安打を達成したのは、野村元監督と古田元捕手の二人だけですから
谷繁選手の普段のトレーニングは、かなり効果的なことを実践して年齢で
区別されることのないレベルを保っているのでしょう。

一つの節目として二人の選手の更なる活躍を期待しています。

オレとO・N
野村 克也


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