マイティジャックの記事を書いた時にYOUTUBEの画像検索で数々の
懐かしい特撮ドラマの映像を見て、しばし子ども時代に戻りました。

今はもうなくなってしまったピープロダクションとか、円谷プロ以外にも
特撮ドラマを撮っていた制作会社がいくつかあったようですが、時代の波
に飲み込まれるようにして跡形もなく消えてしまっているのが現実の世界
の厳しさという感じです。

ピープロダクションの代表的な作品としては、スペクトルマンという超人
アクションドラマがありました。(主役の方は既に鬼籍に入っています)



元々は「宇宙猿人ゴリ」という番組名だったのが、地球外からの侵略者が
タイトルになっているのは納得できないという苦情が寄せられた、という
理由で宇宙猿人ゴリとその部下のラー(繋ぐとゴリラ)ではなく対抗する
ネヴィラの星からやってきたらしいスペクトルマンがタイトルを背負って
紆余曲折のうちに作られた番組でしたが、変身する時には空中に浮かんだ
UFOに向かって変身願いますと頼まなければいけないとか、いろいろと
融通の利かない番組でリアル感に乏しかった記憶があります。

犬山市の日本モンキーパーク(当時はモンキーセンター)に行った時には
偶然、スペクトルマンショーが開催されていましたが、そのステージの裏
を通った時に、スペクトルマンが和式トイレにしゃがんだ格好でスタッフ
と話をしている姿を見て幻滅はしませんでしたが実社会を知りました。

ピー・プロ70’sヒーロー列伝〈1〉スペクトルマン (ピー・プロ70’sヒーロー列伝 (1))
成川 哲夫


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