今回、パレスチナの武装グループ・ハマスがイスラエル領内に侵入して民間人
1,200人を殺害したとして、その10倍以上の民間人をイスラエル軍が虐殺して
いますが、ハマスが侵入計画を立案しているという情報はイスラエル側は掌握
していたにも関わらず、あえて侵入をさせた上で、それを口実にパレスチナ人
に対するジェノサイドを企図していたという話があります。
また逃げ惑うイスラエルの人を上空から銃撃したのはイスラエル軍で、ハマス
のメンバーだと間違えて誤射したという話もあれば、パレスチナに対する憎悪
を煽るために、あえて自国の民間人とわかっていながら撃ったという説もあり
イスラエル側の発表には、かなりの捏造がありそうです。
イスラエル政府はパレスチナを「悪」と決めつけていますが、イスラエル政府
とパレスチナ自治政府との和平交渉が予定されていた10年ほど前に、その当日
にイスラエル軍の治安部隊が、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区にあった
カランディア難民キャンプに侵攻し、イスラエル治安部隊が一方的に発砲して
パレスチナ人3人が死亡し、19人が怪我をする事件がありました。
中東和平交渉を本気で進める気はなく、アメリカに対して努力しているという
ポーズを見せるだけの和平交渉ですから、イスラエル側からの挑発により交渉
自体を潰したところで、何も困らないという本音が形になったもので、ユダヤ
民族の繁栄のために、パレスチナ民族を抑圧することを正当であると考える国
のすることですから国際社会が容認するわけがありません。
アメリカが強大な軍事力と経済力で中東各国を屈服させた時代とは違います。
イスラエル軍の正当化できない捏造にまみれたパレスチナに対する蛮行に対し
全面的に支持を表明したアメリカでさえ、国内から批判が起きているのが事実
であり、虐殺を隠し通せると思っているイスラエル軍と政府は間違いです。
アメリカやヨーロッパから入植地からの撤収を求められているはずなのに入植
を続け、パレスチナの人々を南部に追いやった上で、さらに攻撃を続けるのは
ドイツがユダヤ人を迫害したのと同じく差別に基づくジェノサイドです。
ユダヤ人に対する迫害の歴史を絶対に忘れない、と主張しているイスラエルが
パレスチナの人々に絶対に忘れない迫害の歴史を作り続けていることに、全く
気付いてもいないような日本政府も大概にするべきです。
今支援するべきはパレスチナの人々です。ハマスを支援しろとは言いません。
イスラエルの狂気に満ちた、民間人への攻撃を停めるための国連決議をロシア
の提案だからと棄権するようなクズに政権を取らせてはいけません。
守るべきは侵略者ではなく、侵略されている人たちです。
ロシアを批判しながら、イスラエルを批判しないのは大間違いです。
イスラエルは中東和平など考えない
- 日本社会の闇