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安全な国だったはずの日本は今 [日本社会の闇]

以前に比べると確実に減ってきていますが、連休の頃になると高速道路の手前
の一般道の道端やインターチェンジの入口のところで、紙で作った行き先表示
ボードや、A3サイズぐらいの紙を、首からぶら下げたり、両手で掲げている人
をごく稀に見かけることがあります。

Ichinomiya-IC.jpg

私が利用する一宮IC(愛知県一宮市)は東名、名神、東海北陸道、名古屋高速
から東名阪自動車道、その先の伊勢自動車道や第二名神にまで接続できるため
東西南北、どちらにも行けることからヒッチハイカーが多いところでした。


日本人だけでなく、外国人(最近はコロナの関係でほとんど見かけませんが)
が、ローマ字で書いた行き先ボードを持っていたりする場合もあって、民間の
国際交流と言うか、日本にわざわざ旅行に来ている人に、日本を知ってもらう
には良い機会かも知れないな、とは思いますが、自分自身、車を止めたことは
一度もありません。

養老のサービスエリアで車に乗ろうとした時に、名古屋までは行きませんか?
と日本人の男性に聞かれたこともありますが、咄嗟に思うのはなにかの事件に
巻き込まれるとか、最悪な方向に考えは行くわけで、こちら側が男だけ複数で
移動中ならば、まだ考える余地はあるという感じですがし、自分一人だけとか
女性と二人の時には頭の中は防御という方向に動きます。

乗せてもらう方も女性一人だったら、やはり危険を感じるでしょうから、以前
に女性の二人連れは見たことがありますが、一人だけというのはさすがに見た
記憶はありませんし、二人だとしても男だけの車には乗りたくないでしょうし
性犯罪という部分を除いても、他人の車で事故に遭ったら補償の問題とか複雑
になるので、あえて面倒なことをしようとは思わないでしょうね。


こんなことはあり得ないだろうと思いつつ、全くないとは言い切れません。

まだ、女性を拉致監禁したとか、通りすがりの殺人事件とかが、そんなに頻繁
には聞かなかった頃は、女性だけの二人連れとか、若い外国人の男性とか女性
の一人旅みたいな、いろんなシチュエーションの人を高速道路の入り口近辺で
見たことがありましたが、今ではほぼ皆無ですね。

一昔前には、貧乏旅行と言えばヒッチハイクも重要な移動手段の一つだったと
いう認識がありましたが、安全と水はタダ同然と言われていた古き良き日本は
面影もなく、最近ではどんな犯罪に巻き込まれるか分からない上、信用するに
値する人を見分ける基準が曖昧というか、今は警察官も政治家も信用ならない
国になっているのが現状で、ヒッチハイクという、ある種の信用取引のような
移動手段は避けるのが賢明という常識ができていますよね。

人を信用することが出来ない国になってしまった日本。
ヒッチハイカーが安心して車に乗れない国というのは、人が人を信用し安心感
で繋がることの出来ない、かなり問題ありの国だと言えそうではあります。

ただ、同時にヒッチハイカーを乗せることも危険であることに変わりはないと
いうのもまた多くの人が感じることなので、それが今の世の中なんですよね。
日本は安全面で進化したのでしょうか?退化したのでしょうか?


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