橋の上から川の中を覗き込むと、流れの背の辺りで時々、銀色の魚体が見えて
もう鮎は落ちている頃なので、ヤマメかオイカワのどちらかかな?という感じ
ではありましたが、魚影はなかなか濃そうな感じでした。
この川の流域が魚釣り可能かどうかは分かりませんが、可能であればそこそこ
の釣果が出そうな感じです。(世界遺産で魚釣りはないかな)
その途中には「どぶろく祭り」という祭りで知られた白川八幡神社という神社
があって、アニメの聖地にもなっているみたいです。
あまり聖地とか、そういう部分には興味はないので聞いた時には覚えています
が数日すると忘れています。興味がなければそんなもんです。
集落内の散策は続きます。
「民宿ふるさと」という合掌造りの民宿がありました。
個人的には母親の実家に泊まれば民宿みたいなものなので、こういうところで
泊まりたい、田舎生活を疑似体験したいという思いは皆無ですが、都会生まれ
で、都会暮らしの人にとっては魅力的なことでしょうね。
鳥居が屋根と一体化しているような神社なのかな?
ここの景観を見て凄いなと思ったのは、周囲の木々がみんな斜めになっていて
神社側に傾いていることです。
この神社には、周囲の木を引き寄せるパワーがあるということのように見えて
霊験あらたかというか、なにかの力が働いているように見えました。
目の錯覚かも知れませんが、写真で見てもそのように見えるのが不思議です。
こういう建物・住居を維持していくには相当のお金がかかりそうですし、個人
の所有でありながら世界遺産に登録されてしまっているので、個人の判断では
自宅のリフォームも出来ないというのは、かなり厳しい気がします。
真新しい茅葺屋根の家もありました。
山から茅を切り出して、その束を屋根の上に乗せて屋根の形を整えていくまで
どれだけの人手が必要だったのかは想像も出来ませんが、合掌造りの街並みを
維持していくのはいろいろな面で大変な部分があるかと思います。
一般の木造住宅よりも、さらに火災になった場合は燃えやすそうに見えますが
実際にどうなのかはわかりません。それでもやはり無為に焼失させてしまうと
いうことは当然、避けなければならないことですので集落内の至る所に写真の
ような放水銃が設置されています。
そう言えば、前にニュースで消火訓練の様子を見たことがあるような気がする
ので、集落内の自営消防団みたいな組織が、維持管理をしていると思いますが
気遣いもあって大変な仕事だと思います。本当にご苦労様です。
初めて行った岐阜県・白川郷 -4
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