去年、東京優駿(日本ダービー)で優勝したドゥデュース。
デビューから三連勝で朝日フューチュリティ(GⅠ)で優勝して、翌年になり
弥生ディープインパクト記念で2着、皐月賞で3着の後の日本ダービーで優勝し
フランスまで遠征をして凱旋門賞の前哨戦のニエル賞で4着、本番の凱旋門賞
では期待と予想に反して19着と失速したため、その後は放牧されて休養し今年
になってから再始動に向けて動き出していました。
2月12日の京都記念で復活して、ドバイに海外遠征、3月25日のドバイターフ
【GⅠ 芝1800m】で海外勝利という目標で仕上げられてきた結果、京都記念
は2着のマテンロウレオに3馬身以上の差を付けて優勝しました。
まずは目標通りというか、メンバー的にドゥデュースの方が実績が上位な馬が
多かったので、1番人気にもなり勝って当たり前的な感じではあるものの勝負
は実力だけでなく運と展開も影響するので、当たり前のレースを完勝したのは
昨年後半の不調から比べれば大きな復調だと言えるでしょうね。
次のドバイターフでは、相手になる馬も国際レースに出てくる実力のある馬が
出揃うわけですし、賞金も格付けも大きくなるので、楽勝だとは言えませんが
凱旋門賞のようなヨーロッパ特有の超重馬場にはならないでしょうから勝ち目
は充分にあると思います。とは言うものの武豊騎手を絡めた馬券を買うと必ず
外れるので今回は馬券は買わないようにします。
武豊騎手自身は今回の京都記念で今年二回目の重賞勝利になりました。
2月中に10勝を越えて、現在の騎手ランキングでは8位になっているので調子
は悪くないように感じていますから、ドバイでも良い勝負は出来そうです。
ドウデュースとは関係ありませんが、今回のレースに出走したエフフォーリア
(一昨年の有馬記念で優勝し、昨年は不調だったため捲土重来を期して出走)
が、最後の直線で心房細動のために競争中止ということがありました。
その後、落ち着いてきたということで命に関わることはなさそうですが、今後
レースに使うかはオーナーとの相談になるようです。
貴重なGⅠ三冠のエピファネイヤの血統なので、もしかしたらこのまま引退と
いうこともあるかも知れませんね。まずは無事で良かったです。