オグリキャップが騒がれたのは、1988年(デビューは1987年笠松競馬場)と
いうことで、24年も前のことなんですが、最近ではウマ娘の人気で盛り上がり
オグリキャップが再び、人気になっているということで、笠松競馬場の銅像を
見るために、わざわざ遠くの方々が笠松競馬場まで来場しているようですね。
あの頃は馬主の小栗さんが中央競馬の馬主資格がなかったために、守銭奴的な
中央競馬の馬主が、オグリキャップを買い取って中央競馬で走らせたことから
通常は一か月は空けるレース間隔を二週連続なんて形で走らせたために結局は
総収得賞金も10億に届きませんでしたが、まともなオーナーが調教師の立てた
ローテーションでレースに使っていたら22勝どころか、30勝ぐらいまで記録が
延びていたかも知れないと個人的には思います。
結局、オグリキャップの後は重賞で勝ったのは、障害レースのゴッドスピード
だけなんで、オグリキャップを買い取ったオーナーは、相馬眼なんて全くない
ただ目先のお金に欲が出ただけのダメな馬主だったと言わざるを得ません。
オグリキャップが引退して種牡馬になった後、シンジケートが組まれて活躍が
期待されましたが、血統的な裏付けがなく、仔馬が走らなかったために早々に
種牡馬としての人気は無くなりましたが、アイドルホースとしての人気は上々
で優駿スタリオンセンターに見学に行った時も見学者はそこそこいました。
肝心のオグリキャップは遥か彼方の放牧場で白い点になっていましたが、伝説
のアイドルホースを生で見られたので、あれはあれで良しとします。
ということで、その後も笠松競馬場からはオグリローマン(オグリキャップの
妹)とか、ライデンリーダー、レジェンドハンターという馬が要注目馬として
名前が上がり、レジェンドハンターは朝日杯3歳ステークスで2着(1番人気)
になりましたが、中央で重賞を勝てる馬は出ていませんでした。
が、今年デビューしたスタンレーは、笠松の新馬戦と次戦を連勝した後で美浦
(中央競馬の関東の拠点)に移籍して、新潟2歳ステークスに出走します。
もう転厩しちゃったので正確には笠松の星ではなくなりましたが、笠松競馬場
でデビューしたので地方競馬出身という条件ではオグリキャップと同じです。
ジョッキーは吉田豊騎手で、今年のリーディングは53位。
2月に中山記念で勝っているので現時点では重賞1勝です。
福永祐一騎手よりも1歳年上のベテランの技で勝てると良いですね。
結果:
新潟2歳ステークスに出走したスタンレーは、9番人気で10着でした。
芝適性もありそうだという話でしたが、今回の結果を見る限りでは?ですね。
笠松に帰って仕切り直しをするのか、JRAのダートレースに出走してみるのか
または、芝のレースに再挑戦するのか一か月後にわかるのかな。