イメージ的に女性器は谷間になって、その奥に膣口があると思っている女性が
多いわけですが、実際にはもっと複雑で割れ目(大陰唇)の内側にさらに短い
割れ目(小陰唇)があって、その奥に膣口があります。
大陰唇が厚いとか薄いとかと感じるのが、自分自身の女性器を見た女性が最初
に感じる違和感で、次に小陰唇を見て鶏のとさかみたいなモノが割れ目の内側
から出ているということに嫌悪感を感じるという場合が多いようです。
女性器を見せるのが仕事の女性(AV女優やストリッパー)は、存在するので
全くないとは言いませんが、普通に日常生活を送る限りでは女性を見せること
はほとんどないと思いますし、見せたとしてもそれは愛する人との愛情表現の
場ですから女性器の形が変だとか、他の人と比べてどうだという話になること
はほとんどあり得ないと思いますし、それを言うような相手だったら、率直に
別れた方が良いと思います。
でも、女性の中には小陰唇の左右の長さとか、クリトリスの大きさに悩む人が
少なくないということで、その原因は交際相手から女性器が他の人と違うとか
クリトリスが大きすぎるとか、包皮があってわかりにくい(男性に包茎がある
ように女性のクリトリスも皮に覆われているのは普通です)なんてことを指摘
されて悩むようになり、鏡で自分の女性器を見て問題があると悩むようです。
でも、女性同士でも女性器を見せ合うなんてことは、まずあり得ないと思うし
そもそも女性器に標準の形なんてありません。それは男性のペニスでも同じな
わけで、10人いれば10本のペニスの形は違います。
そういうあまり公表されないような体の特徴についての適切な話をすることの
ない日本の性教育では、ペニスが包茎だとか、女性器の小陰唇やクリトリスの
位置や大きさの標準も曖昧なままで、本人の自己判断で異常だと決めつけても
それをサポートする機関も無いのが実情です。
そんなわけで、美容整形外科を受診して包茎手術を受けたり、女性器の整形を
する若い女性もいれば、若くはない女性でもいるようで、それは世界的な傾向
で、英国ではデザイナーズバギナと呼ばれています。
包茎手術をして皮を切りすぎて、勃起すると痛みが強くて性交渉が出来ないと
訴える人もいますし、手術した女性器が理想の形でないとして別の病院で再度
手術をして身体と心を痛めつけて、お金もたくさん使っている人もいます。
男性器でも女性器でも、健康保険の対象にならない手術の場合は不要です。
デザイナーズバギナの呪縛から抜け出して、自然な体を誇りにするべきです。
増加中のデザイナーズバギナに警告
- 問題提起