従うことなくワクワクしながら見ていたドラマが「キイハンター」でした。
キイハンターが終了した後、やくざ映画に興味はなかったので千葉真一さんを
見る機会は一時無くなりましたが、ジャパンアクションクラブを設立した後は
真田広之、志穂美悦子、堤真一、大場健二、黒崎輝、高木淳也などの出演する
映画やドラマに弟子たちをサポートするようにして出演するようになったので
高校の頃から再び、千葉真一さんを映画やドラマで見るようになりました。
黒崎輝主演の「伊賀野カバ丸」や「コータローまかりとおる」は、真田広之の
路線とはちょっと違っていて、アクションコメディという感じだったことから
バカバカしい内容ではありましたが、かなり危険なアクションシーンもあって
好きなタイプの映画だったんですけどね、黒崎輝が引退してしまったので同じ
ような路線の映画は作られなくなってしまいました。
そんな感じで、多くの俳優を育成してきたJACでしたが、後には日光江戸村に
売却されてしまい、千葉真一さんとの関係は切れました。
千葉真一さんの出演作品を書き始めたらキリがないので、書くのは止めますが
印象に残っているのは「戦国自衛隊」の伊庭三尉、友情出演でほんの短い出演
ですが「蒲田行進曲」、「必殺4恨みはらします」の仕事人わらべや文七など
そして「キル・ビル」の100代目服部半蔵です。
海外のブルース・リーやジャッキー・チェン、キアヌ・リーヴスなど、多くの
俳優から共演の依頼を受けたり、クエンティン・タランティーノ監督の作品で
アクション指導をしたりと日本国内にとどまらず、海外でも活躍していたのは
千葉真一さんの年代よりも上では、故・三船敏郎さんだけだと思います。
個人的には日本のアクション俳優は、千葉真一さんと倉田保明さんが始祖だと
思っているので、レジェンドであり伝説の人として、日本の映画史に残る俳優
であり監督であり、アクション監督だと思っています。
まさか、新型コロナウイルスの感染で亡くなるとは思ってもいませんでした。
まだ82歳ですからね、派手なアクションは出来なくても、存在感のある脇役と
して、まだまだ映画に必要な人だったと思います。残念です。