今年2020年は、新型コロナウイルス（以後、コビッド19）の感染拡大による
死者が12月20日の時点で168万人を超え、アメリカでは第二次世界大戦による
戦死者数を超えている状況であり、経済を回すためとして税金を投入して旅行
や外食を推奨した日本政府は、国民の8割が感染すれば収束するという政策を
採ったスウェーデンと並んで世界で最も愚かな政策を実践した国として記録に
残ることになると思いますが、コビッド19の感染拡大は依然として衰えること
なく広がっていますので、皆さんも十分にご注意ください。
今年は著名人の中にもコビッド19で亡くなった方が多くいますが、比較的若い
年齢で、がんや心臓疾患で亡くなる人も目立ったように思います。
7月6日 エンニオ・モリコーネさんが91歳で死去
年齢的には高齢ですが転倒した際に大腿骨を骨折し、入院している時に合併症
によって亡くなりました。いわゆるマカロニ・ウエスタンの映画音楽の大半は
モリコーネ氏の作曲で、故・池田満寿夫氏の「エーゲ海に捧ぐ」の音楽も担当
されていて、静かな旋律のきれいな音楽が好きでした。
8月28日 チャドウィック・ボーズマンさんが42歳で死去
ステージ3の大腸がんのため、病気を公表することなく療養を挟みながら4年間
の闘病の末に亡くなりました。アフリカ系俳優主演映画の歴史を変えたと評価
されている大ヒット映画「ブラックパンサー」の続編は、CGによって本人不在
で再現するということはしないと明言されている以外、ストーリーなどは不明
になっているため、ボーズマンさんの出演シーンがあるのかもわかりませんが
何らかの形では姿を見せて欲しいと思います。
10月6日 エディ・ヴァン・ヘイレンさんが65歳で死去
以前から患っていた皮膚がんと肺がん、そして脳の虚血性疾患など複数の理由
によって亡くなりました。20代の頃のギターアイドルが逝ってしまいました。
他にも、「スラムドック＄ミリオネア」や「ジュラシック・ワールド」などに
出演していたインド人俳優のイルファン・カーンさん、初代007役で知られた
ショーン・コネリーさんなど、多くの方が亡くなりました。
昨年、9部作の最終章が公開された「スター・ウォーズ」シリーズの関連でも
後編三部作の内「フォースの覚醒」、「最後のジェダイ」で、イーマット少佐
（後から将軍に昇格）役で出演のアンドリュー・ジャックさんが、3月31日に
新型コロナ感染症のために76歳で亡くなり、11月28日にはダース・ベイダー
を演じたデヴィッド・プラウズさんが同じくコビッド19の合併症により85歳
で亡くなっている上に、ハンソロを執拗に付け狙う賞金稼ぎのボバ・フェット
の役を演じていたジェレミー・ブロックさんも、12月17日にパーキンソン病の
合併症により75歳で亡くなっています。
1977年から9作品が上映されているのですから、高齢の人も多いのですが今年
は特にコロナ禍の影響は大きかったように感じます。
人も生き物なので命に限りがあるのは致し方ないことですが、今年はお別れを
する人が多すぎたように思います。来年になっても新型コロナウイルスの感染
が早急に収まる気配は感じませんが、今年よりは落ち着くことを願います。