海釣りをするには家からは電車を乗り継がなければならず、ちょっと遠いので
小学生、中学生の頃には、漫画で読んだシロギスの投げ釣りや磯釣りが一種の
憧れの釣りでしたが、砂浜や防波堤の投げ釣りや浮き釣りは出来ても、磯釣り
はいろいろとお金もかかるし危険度も高いので、結局やっていません。
小学生の頃は釣り好きなら釣りキチとか、〇〇キチと呼ばれるのは普通だった
ので、一時期「釣りキチ三平のキチはキチガイのキチだから差別用語だ、改題
するべし」と言い始めた団体のニュースを見て、ええかっこすんじゃないよと
心からの蔑みを感じましたが、さすがに一言一句にいちゃもんをつけるような
排斥運動は理解されず、そのままの作品名が残って良かったです。
小学生の頃は「タイガーマスク」ではプロレスキチガイ「巨人の星」では野球
キチガイという言葉が普通でしたし、精神的に問題があるという意味ではない
ことなど小学生でも理解していましたから、「釣りキチ三平」の作品名にまで
改題を迫るという「木を見て森を見ない」人達は理解できませんでした。
漫画を見てワカサギの穴釣りとか、渓流の毛針釣りとか、一度やってみたいと
思った釣りはいろいろあって、今でも釣り番組とかは好きですし、漁港などに
行くと魚釣りをしたいなと思うのは漫画の影響が大きいです。
後、矢口高雄さんの漫画で知ったのはツチノコです。
実在するかどうかはわからないというか、漫画の中でツチノコ(漫画の中では
バチヘビと書かれていました)の存在が描かれてから何十年も経っても、全く
捕獲例がない(日本各地で賞金も懸けられています。)ので、ツチノコまたは
バチヘビという種類のヘビは存在しないと思いますが、矢口さんは目撃者でも
あるので、何かの事情で胴体の短いヘビは存在したのでしょう。
投げ釣りのキャスティングの仕方とか、釣りの参考書としても読んでいた漫画
の作者が亡くなるというのは、師匠を亡くしたような気がします。
最期は眠るように亡くなったとのことで、本当にお疲れさまでした。
今年は著名人の中でも、好きだった人が多く亡くなっていて寂しいです。
矢口高雄さんのご冥福をお祈りいたします。
漫画家の矢口高雄さんが死去
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