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マイケルJ・フォックスが二度目の引退 [シネマクラブ]

1985年公開の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(以降パート3まで公開)
のマーティ役で、一躍ハリウッドのスターになったマイケルJ・フォックスが
パーキンソン病と診断されたのは1991年のことでしたが、病名が正式に公表
されたのは1998年で、それまでは病気を隠しながら俳優を続けていました。

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2000年には主演していたドラマ「スピン・シティ」を降板し、俳優業の引退
を表明し、ネズミが主役の「スチュアート・リトル」などのアニメーションで
声優として活動していましたが、2010年からドラマ「グッド・ワイフ」への
出演により俳優業に復帰、2016年まではドラマへの出演を続けていました。




パーキンソン病は日本でも「指定難病」に分類されている難病で、治療薬開発
に向けて研究が進められていますが、αシヌクレインという蛋白質が増えない
ようにするための薬は現時点で完成していません。



現在の治療方法では完治しないパーキンソン病と闘いながら俳優を続けていた
マイケルJ・フォックスですが、2018年に背骨に腫瘍があることが発見され
手術によって腫瘍を取り除くことには成功したものの、自宅で歩く練習をする
リハビリ中に転び、腕を粉砕骨折するという不運が続いた後、パーキンソン病
の症状の一つである記憶力の低下が進行していることで、台詞を覚えることが
難しくなってきたことから二度目の引退を自著の中で書いています。

ギターはもう上手く弾けない、絵を描くことも上手ではなくなった、ダンスは
元々ダメで、演技をすることも難しくなってきた、だから、書くことが楽しい
私は執筆の道を進むことにするということで、今までに上梓している三冊の本
と、11月17日に発売された「No Time Like the Future」の四冊の著者として
これからは作家として人生を歩んでいく決意が示されました。

年齢的には59歳、アメリカに還暦の概念は無いと思いますが来年は60歳です。
人生の転機を迎えて、得意なことに帆を上げて新しい航海を始めるタイミング
は自然にやってくるものなのかも知れませんね。


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