ヤマハ・ポプコン出身のあみんのメンバーで、ソロでも「はぐれそうな天使」
「夢をあきらめないで」「Believe」などの作品があり、女性ファンの
比率が高いシンガーソングライターの岡村孝子さんが、急性白血病と診断され
療養のため長期休養することが発表されました。
山口百恵さんの「赤いシリーズ」の頃から白血病と言えば、不治の病とされて
実際に夏目雅子さんや本田美奈子さんが若くして亡くなっていますが、最近は
抗がん剤で白血病の元となる細胞を叩いた後で、従来からのHLA=白血球の
型が一致した人からの骨髄の移植を行う方法だけでなく、患者自身の幹細胞を
利用する自家造血幹細胞移植(自家移植)などの治療法の進展により、治療が
可能な病気になってきていますので、生還することを期待しています。
骨髄移植を実施する前の移植前処置では、大量の抗がん剤投与や放射線治療で
強い副作用があり、移植実施後も感染症の予防などで早期復帰は難しいことと
思いますが、生きることが最も重要なことですので、歌うことは一度封印して
ストレスを軽減して治療に専念していただきたいと思います。
今回の岡村孝子さんの例のみならず、白血病と診断される人が増えている印象
がとても強いように感じていて、非公式な発表ではあるものの福島原発事故の
前と後の比較で、白血病や咽頭癌などの発症率が七倍になったという話があり
放射能汚染の影響は否定できないレベルになっていると感じています。
政府見解などは何かといえば「風評被害」という表現をして、事実と違う噂が
流布しているかのような印象操作を行い、無責任なメディア(特に政府の御用
機関と堕しているNHK)は政府発表をそのまま検証することなく垂れ流して
国民の安全をないがしろにしているとしか思えない有様ですが、風評被害だと
論ずるのであれば風評であるとする根拠を示して欲しいと思います。
政府が省庁と結託して統計数値を改ざんしていても、それをたいしたことでは
ないと報じるようなメディア(統計数値を根拠に予算組みをしている公共事業
が山ほどあるのに統計数値の改ざんが問題にならないはずがありません)には
政府や厚生労働省の思惑で公表されない福島原発事故の実際の被害状況を追求
することなど期待できませんので、そういう部分が期待できない以上、問題は
ないと強弁する政府や東京電力、御用学者の安全宣言など信じられません。
芸能人やスポーツ選手が、白血病を公表する頻度が高まっていることに対して
単に「お気の毒だね」ではなく、周囲の人も含めてそういう発病例がないかを
確認して、メディアに対して真相究明を求めることも重要だと思います。
話が逸れましたが、40代後半の年代で急性白血病を発病する人が増えている
という話もあります(男性の方が割合は少し高いみたいです)ので、知らない
うちに痣が出来ていることが増えてきたとか、体がだるくて微熱があるなどの
いつもとは違った気になることがある場合は早めの診察をお勧めします。
私は岡村孝子さんが元気な姿で帰ってくることを信じて待っています。