以前はアブラゼミが主役でしたが、地球温暖化の影響なのか最近は格別に
うるさいクマゼミが半分ぐらいの割合になっているような感じです。
子どもの頃は、午前五時ぐらいには起き出して、カブトムシやクワガタを
探しに出かけたもので、行けば必ずコクワガタを一匹ぐらいなら、確実に
捕まえることが出来ましたが、今では天然物は本当に少なくなったようで
発作的に早起きをして見に行っても、カナブンがヨチヨチ歩いている位で
子どもの頃のようにミヤマクワガタ、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ
を見つけるなんてことは、ほぼ100%無理な感じです。
というか、子どもの頃は夜な夜な出かけてムカデやヤスデ、ゲジゲジなど
不気味な足の多いヤツや、スズメバチ、マムシなどの凶悪系の生き物たち
さらには、やたらと数が多くて気持ち悪かったナナカマド(別名:お便所
コオロギ)とか、ナメクジを撃退しながらの昆虫採集でしたが、現在では
そこまでする気力はありませんです。
最近は高原の観光地などに昆虫ワールド、みたいな人工の林が作られて、
一匹幾らで買取みたいな昆虫採集場(釣堀と一緒ですね。)が設営されて
それなりに賑わっているようですが、毒虫も気持ち悪い生き物も現れない
快適な昆虫採集の反面、自然界の怖さというか、多様性を体験できないと
いう部分もあるわけなんで、昆虫ワールドでの虫取りは釣堀と一緒なんだ
ということを大人が教えることも必要ではないかと思います。
でも、子どもの頃から都市部に住んでいた、お父さん、お母さんはご本人
自身が魑魅魍魎の待ち構える林の中へと分け入ったことのない人も多いと
思いますから、なかなか難しいかも知れませんね。