今年のNHKの大河ドラマの主役は「西郷どん」の西郷隆盛。
離婚と結婚が複数回あり、島流しも経験している苦労人でありながら自身
の立身出世に熱心なわけではなく、長州・薩摩藩が中心になって樹立した
明治政府で権力に固執することなく故郷の鹿児島に戻って私学校を開設し
後進の指導に努めて、自身の野望よりも次世代の育成を優先した、鹿児島
で現在も尊敬を集めている幕末の偉人です。



この西郷隆盛の座右の銘がタイトルに書いた敬天愛人という言葉です。

坂本竜馬や高杉晋作、木戸孝允と同様に江戸幕府の無血開城を実現した、
幕末の志士でありながら、最終的には国家に対する反逆者として官軍との
戦いを進めたものの志半ばにして頓挫し、郷土の地で自決するという運命
を辿った人で、一部の考え方については私個人としては賛同できかねない
部分はありますが、日本を徳川一族の世襲政治から開放した人たちの一人
として尊敬に値する人物だと思っています。