ここ数日、寒暖の差が激しく屋外に出ての活動は中高年にとっては厳しい
というのは確かだと思いますが、それでも66歳ですからね、常日頃から
体調管理もされていると思うので、バスルームでのヒートショックなどの
なんらかの理由で体調が急激に悪くなったということなのでしょう。
大杉漣さんは若かりし頃は主に日活ロマンポルノやVシネマなどテレビの
ドラマにはあまり縁がありませんでしたが、北野武監督の「ソナチネ」に
出演してから北野武監督の映画の常連になり、ブルーリボン賞や毎日映画
コンクールなど日本の主要な映画賞で助演男優賞を受賞して、下積み時代
からの演技力が評価され、その他の映画やドラマの貴重な脇役として活躍
されていましたが、全く何の前触れもなく逝ってしまいました。
今年の1月には高知を旅した映像が公開されていました。
猫好きで自宅で飼っている「トラ」を題材にした「大杉漣の風トラ便り」
というブログを10年近く続けていて、多くの芸能人は更新が止まったり
ブログ自体が消えてしまうことが多いのですが、実直な性格であることが
こういう部分でわかりますね。
真面目な人はストレスが心臓に来るとも言われますから、何にストレスを
感じていたかはわかりませんが、人間ですから多かれ少なかれはストレス
を感じていたはずですし、いくつかの要因が重なったことで急性心不全と
いう致命的な病気を突発的に発症してしまったのかも知れません。
まだまだ大杉漣さんの存在を必要とするドラマや映画は多かったはずだと
思いますし、そんな存在だからこそ亡くした痛手は大きいでしょうね。
志半ばで逝かれた大杉漣さんのご冥福をお祈りします。
名脇役の大杉漣さんが急死
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