日本ハムの社長がセクハラ辞任

大谷選手をメジャーリーグのエンゼルスに送り出し、新たに高卒ルーキー
の清宮内野手が加わってなにかと話題の尽きない日本ハムファイターズの
オーナーであり、親会社の日本ハムでも社長を務めていて１月２９日付で
「一身上の都合」で辞任した末沢寿一氏ともう一人の執行役員の辞任理由
について憶測が飛び交うようになったことから、日本ハム広報部の方から
羽田空港のラウンジで、辞任した前執行役員（辞任後、依願退職済み）が
航空会社のアテンダントに対して不適切な発言があったことが明かされて
一身上の都合の理由がわかりました。



辞任した末沢寿一前社長本人はセクハラ発言をしたわけではありませんが
同席していたということで、責任を取って日本ハムの社長を辞任したわけ
ですが、日本ハムファイターズのオーナーとしては現在も辞めてはおらず
後任が決定次第、後退することになっているようです。

日本ハム本体の業績が好調で、日本ハムファイターズも優勝には絡んでは
いませんが、毎年話題になる選手を輩出し、人気球団の一つでありながら
社長と役員が「一身上の都合」で辞任するなんて話が出れば、一体何が？
と思われるのは当然で、憶測が独り歩きを始める前に真相を明らかにして
収束したいというのが会社側の心境ではないかと思います。

社長が発言したわけではないけれど引責辞任ということで、お気の毒では
ありますが、食品業界では知らない人のいない大企業の役員御一行様が、
航空会社のアテンダントにセクハラ発言とか、あまりにも低レベルな理由
で航空会社から抗議を受けているわけですから、社長の辞任も致し方なし
ということでしょう。



発言の内容までは明らかにされていませんが、噂話によればドイツで開催
された展示会に参加するために羽田空港に集まった役員御一行様は空港に
着く前にすでに飲酒していてテンションが高かったということでラウンジ
に入った途端、アテンダントに対し「この後、彼氏とデートするのかな」
「彼氏とする時は制服でするの」などの発言があったようですね。



アテンダントは自分が所属する会社に報告し、航空会社からは日本ハムに
対してセクハラ被害の報告が行われ、社内で調査の結果事実が確認されて
執行役員の矢野博之経営企画部長が社長と一緒に辞任しています。

今までの日本の慣習だとスケベ親父の酔っぱらってのエロ発言は女性側が
聞かなかったことにするのが当たり前みたいな風潮がありましたが、今は
そんな時代ではありませんから、接客を仕事にしている人に対しても尊厳
を持って接するのは当然のことです。

そういう人格ではない人を執行役員にしていた日本ハムは、人を見る目の
ない会社だと言われても仕方ないと思います。

割とクリーンなイメージの会社だったんですけどね、残念な話です。