長谷川穂積が引退し、山中慎介がTKO負けをして、強いチャンピオンと
して最後の砦のような存在になっていた井上尚弥が敵地であるアメリカに
遠征をして防衛戦を戦い、相手の戦意喪失による棄権試合という圧倒的な
力の差を見せつけて防衛記録を6回に伸ばしました。



元々、相手の選手が強い選手だという評判が高かったわけでもないことで
井上尚弥が勝つことは当然、何ラウンドでKO勝利にするかという部分に
ポイントが絞られていた試合であることは間違いないものの、勝負事だと
いうことで当日の体調などによっては番狂わせがないとは言えないという
見方もありましたが、やはり攻守ともに上回る井上尚弥にとっては、実戦
練習みたいな試合になってしまったようです。