伝説の王者モハメッド・アリが死去

「蝶のように舞い、蜂のように刺す」と形容されたヘビー級とは思えない
フットワークとハードパンチで、世界中に名前を知られたチャンピオンの
一人だったモハメッド・アリが亡くなりました。



ヘビー級チャンピオンになりながら、徴兵を拒否してチャンピオンを剥奪
されたり、カシアス・クレイという名前の選手でしたがイスラム教に改宗
をしてモハメッド・アリと名前を変えたりといろいろな要因によって名前
を知られていましたが、特に日本においては異種格闘技戦を企画していた
プロレスラーのアントニオ猪木と試合をするために来日しました。

試合当日まで度重なるルールの変更、モハメッド・アリの側近たちが左胸
のホルスターに拳銃を持っていたという真偽不明な噂もありましたが結果
として、強烈なパンチを警戒するアントニオ猪木はリングの上に寝転んで
アリを挑発し、絞め技、投げ技を警戒するモハメッド・アリは猪木の攻撃
可能な範囲に近寄らないためにアントニオ猪木がモハメッド・アリの足を
単発的に蹴るだけという試合で、小学生目線でも面白くない試合でした。

が、あのような真剣勝負（本当にシナリオがなかったかどうかは古い話に
なるのでわからないです）になると、双方が深手を負わないことを考えて
動くので、あのような試合になってしまうと解説者が言っていましたが、
お互いに通じ合うものはあったようで、後にモハメッド・アリの伝記映画
の音楽がアントニオ猪木のテーマとしてモハメッド・アリから使用許諾が
行われたというのは有名な話ですね。



戦績面だけを見ればマイク・タイソンの方が派手なイメージがありますが
人格面などを考えたら、モハメッド・アリの方が偉大なチャンピオンだと
評価されていますからね、人に愛され尊敬される存在だったと思います。

ボクシングの一つの歴史が終わりましたね。合掌

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