- 訃報・追悼
一本の映画の製作費に三億円もかければ大作だと言われていた日本映画界
で十億単位の製作費を投入し、当時の最新鋭の３５ミリの撮影機材である
パナフレックスカメラを使用して撮影された「人間の証明」に、元米兵の
刑事役で出演し、日本人としては身長の高い故・松田優作さんを圧倒する
大柄な体で映画自体に迫力を持たせていました。
大空港から続くエアポートシリーズでは事件を解決するキーマンの役割を
演じていて、ジョージ・ケネディが出てくればこのトラブルは解消される
という場面が必ずありました。
空港職員や救援隊の役割が続いた後、エアポート８０ではアラン・ドロン
と一緒にコンコルドのパイロット（機長はアラン・ドロン）の役を演じて
ミサイルに追尾されるコンコルドを操って、乗客を救っていました。
※原題では７９ですが、日本での公開が１９８０年だったので、日本では
エアポート８０になっています。（いい加減なものです。）
但し、映画としてはエアポートシリーズの中では、もっとも駄作だったと
思いますけどね。
いろいろな映画でお目にかかった俳優がまた一人亡くなって、時の流れを
実感することになりました。
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