テレビ東京系の長寿番組「開運!なんでも鑑定団」で、司会を務めていた
石坂浩二さんに対して、テレビ東京の上層部が番組からの降板を申し入れ
それに対して、石坂浩二さん側は反発したものの制作側からの降板通告は
翻ることがなく、結果としては3月で石坂さんは降板し、テレビ東京系列
のBSジャパンで始まる「開運!なんでも鑑定団 極上!お宝サロン」に
司会者として出演することで話を付けたようです。
冒頭では丸い表現を使いましたが、元々の話では降板を通告という報道に
なっていましたから、単純な表現をすれば解任(首切り)ということで、
石坂浩二さんに何の問題があったのかと思えば、二年ほど前の酒宴の場で
テレビ東京のプロデューサーが酒の勢いか、元々の人格的な問題なのか、
石坂さんと揉めごとになり、その後、収録した番組の編集時に石坂さんの
コメントの大部分をカットして、石坂さんの発言がほとんど放送されない
異常な状態で二年間放送を続けていたことが指摘されました。
十年も前の酒の席での私怨をいまだに引きずるという、人格障害のような
プロデューサーの名前は公表されませんが、そんな陰湿な人間ですからね
揉め事の原因も酒の勢いとかではなく、会社の力を自分の権威だと勘違い
している低レベルなクズだと思いますが、こういうのに限って幹部社員に
取り入る能力は誰よりもすごいというのが大体の相場で、結論としては、
こんなクズを現場の総責任者に据えている上層部も人の真贋を見抜けない
お粗末なレベルなんだと思いますが、俳優として実績のある石坂浩二さん
をそれだけコケにし続けたテレビ東京という会社に失望しました。
TBS=東京放送やフジテレビ、日本テレビやテレビ朝日などが政治家の
介入を許し、名ばかりのジャーナリズムで安倍政権の御用放送や原発問題
を徹底追及することさえ出来ない腰抜けぶりを発揮している中で、比較的
体制に阿ることなく放送を続けているというように見ていましたが、より
低レベルな問題を抱えたプロデューサーに好きなようにさせていただけで
なく、番組を基礎から作り上げてきた司会者を解任するという結論を下し
局内の暗黒部分が暴露されても事実を否定し続ける体制は無様です。
骨董品の鑑定をするという一歩間違えたら、江原啓之のスピリチュアルの
ように胡散臭い物になりそうな番組に品格と信用を与えられたのは長年の
実績を持つ石坂浩二さんが司会をしたからだという原点の部分をしっかり
と評価するべきであると思いますが、テレビ東京はどのように考えるのか
その辺りをきちんと説明してもらいたいものです。