夏が過ぎて秋風が吹き始めると引退の季節というわけでもないでしょうが
二年前の日本ダービーで優勝したディープインパクトの仔、キズナが突然
引退することが発表されました。

春の天皇賞で七着になり、休養のため放牧に出されて9月19日に栗東の
トレーニングセンターに戻った時には、体調の良さが報告されていました
が、翌日の調教で右前脚に故障を発症し、検査の結果、繋部浅屈腱炎だと
診断されたため、現役引退が決まりました。

屈腱炎は競走馬にとっては不治の病であり、この病気を発症して治療後に
元の競争能力を取り戻した馬はいないことから、能力の高い馬ほど病気が
発覚した時点で引退し、種牡馬や繁殖牝馬として第二の馬生を選択すると
いうことになっていますので、引退は仕方ないと思います。