メジャーリーグのアトランタ・ブレーブスとニューヨーク・ヤンキースの
試合が行われていた、アトランタのターナーフィールドで上層階で試合を
観戦していた男性観客が地上から約１２メートルの高さから転落して死亡
する事故が起きました。
この事故が起きたのは、７回表のニューヨーク・ヤンキースの攻撃の時で
打席にアレックス・ロドリゲスが向っている時に、ドスンという大きな音
と共に、バックネット裏の観客席に上層階の男性が落ちてきたということ
で、救急医療隊員が治療のために駆けつけて、病院へと運ばれましたが、
試合が終了するまでに死亡が確認され、試合終了後に球団側から家族への
お悔やみの言葉が発表されて、試合中にファンが亡くなったことについて
声明が発表されました。
事故の原因などはまだ明らかになっていませんが、この球場では過去にも
二人の死亡者が出ているということで、上層階の柵などに何らかの問題が
あるのかも知れませんね。
最前列からもしも落ちたら、一番下まで止まりません。
観客席からかなり飛び出しているように見えるので自らの意志でしょうか。
人のいる観客席ではなかったので巻き添えがなかったのですね。
何事もなかったように後片付けが進められました。
観客は大騒ぎになりました。
今回の事故の他に、今年はメジャーリーグでは女性客にファウルボールが
直撃して大怪我をした例もありますし、折れたバットが観客席を直撃して
重傷を負った人もいて、観客の安全対策の遅れが目立つように感じます。
日本はフェンスなどを強化しすぎて、試合が見辛いという苦情が出ますが
逆にアメリカでは、試合を観に行くのも命がけみたいな感じになっていて
アメリカと日本の良い点を上手く取り入れて、安全の確保をすることで、
試合観戦の安全性は向上するように思います。