私が小学生低学年の頃、テレビで見てトラウマになるぐらい怖かった映画
が、英国のハマーフィルムが製作した映画「吸血鬼ドラキュラ」シリーズ
でした。(フランケンシュタインの怪物・狼男とは別格でした)

真っ赤な目をして女性の首筋に咬みつき、心臓に杭を打たれて退治された
はずなのに、また新しい映画では復活して新たな女性を探して歩き回ると
いう再生力の強さが怖くて、母の実家(夜は周囲が真っ暗になる田舎)に
行くと軒先にニンニクがぶら下げてあるのが、映画で見たドラキュラ除け
と一緒なので、この田舎には吸血鬼がいるに違いないとそりゃあもう本当
に怖かった記憶があります。(寝る時は十字架を持って寝ていました)



あのドラキュラ役を演じていたクリストファー・リーが93歳で呼吸不全
のために亡くなったというニュースが英国紙デイリー・テレグラフで報道
されているようです。

近年では、スターウォーズシリーズなどにも出演していましたが私的には
子供の頃に見たドラキュラ伯爵のイメージがしか残っていません。



同じくハマーフィルムで吸血鬼退治を専門とするヴァン・ヘルシング博士
を演じたピーター・カッシングと多くの作品で共演し、二枚看板になって
いましたし、プライベートでも付き合いがあったことは知られていますが
ピーター・カッシングは10年以上前に癌で亡くなっています。



亡くなる三か月前に最後の共演をしていますが、クリストファー・リーも
天国に召されたことで、久しぶりの再会を楽しんでいることでしょう。

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