日系俳優ジェームズ・シゲタさんが死去

ブルース・ウィリスの代表的作品になっている、ダイ・ハードシリーズの
第一作でテロリストに襲撃されるナカトミプラザのナカトミ商事の社長役
で知られる日系俳優のジェームズ・シゲタさんが就寝中に自宅で８１歳で
亡くなりました。



北野武監督のＢＲＯＴＨＥＲにも出演していますので、見覚えのある方も
いらっしゃるかと思いますが、私的には約４０年前に見た、超大作の戦争
映画「ミッドウェイ」で南雲中将を演じていた印象が強いです。

現在でこそ、日本人俳優がハリウッド映画に出演することは珍しくもない
時代になりましたが、一昔前には日系人俳優、韓国系俳優が、日本人から
中国人、韓国人までを演じていましたから、そんな時代にハリウッド映画
で活躍していたシゲタさんは、日本人がハリウッドに進出する橋渡し役も
務めていたと言えるのかも知れません。

他に日本人役というと「ファイナル・カウントダウン」で撃墜される零戦
の操縦士役を演じた韓国人俳優の印象が強いのですが、公開された当時に
リアルタイムで観た時には、故・宮尾すすむさんかと思ったものでした。





「ファイナル・カウントダウン」に主演したマーティン・シーンは、後に
公開された「地獄の黙示録」についてインタビューを受けた際に、最高の
作品である「地獄の黙示録」に出演したことは誇りだが、同時期に最低の
作品である「ファイナル・カウントダウン」に出演したのが最大の恥だと
語っていましたが、単純な娯楽映画として比較したら「地獄の黙示録」は
「ファイナル・カウントダウン」よりも面白くないんだけどな…と当時は
思いましたし、今でもその考えは変わっていません。

と無関係な話を書いてしまいましたが、ジェームズ・シゲタさんのご冥福
をお祈りいたします。

セッシュウ! 世界を魅了した日本人スター・早川雪洲 中川 織江 by G-Tools