ロックの帝王と呼ばれていたエルヴィス・プレスリーが、42歳の若さで
亡くなったのが1977年のこと、37年前ということになります。



当時の私は15歳でプレスリーの派手な衣装は知っていましたが、音楽の
傾向は私の趣味とは合っていなかったので、あまり詳しくは知らない存在
でしたが、さすがにスーパースターの急逝だったので、当時の報道ぶりは
記憶にあり、死因として過食症による肥満が原因の心臓の病気と報道され
一日にドーナツを2kg食べていたという話が喧伝されていました。

その突然の死から約40年が経過して最新医学の技術でプレスリーの遺髪
をDNA解析した結果、偏頭痛・緑内障・肥満を起こす遺伝子の変異の他
肥大型心筋症を引き起こす変異も発見され、プレスリー自身の不摂生から
肥満になったのではなく、生まれた時から遺伝子の中に心臓病で亡くなる
時限爆弾を抱えていたということのようです。

亡くなった当時は好きなように食べ、ドラッグを使い、快楽主義のなれの
果てみたいな非難を受けていましたが、医学の進歩と共に、何故そんなに
食べ続けなければならなかったのかの理由が分かって名誉回復できたのは
亡くなったプレスリーにとっては良かったと思います。

エルヴィス・オン・ステージ スペシャル・エディション [DVD]


by G-Tools