悪天候により二回の計測が一回の計測に変更になったノルディックスキー
のワールドカップジャンプ競技の女子個人第9戦=山形市蔵王ジャンプ台
で高梨沙羅選手(17歳)が、98メートルを飛んで、今シーズン8勝目
通算で17勝目を挙げました。

ワールドカップでの個人優勝記録は、複合の荻原健司選手の19勝ですが
年齢的に、まだまだこれからのある高梨選手がスキー競技の日本人選手の
ワールドカップ優勝記録を更新するのは間違いないと思います。

日本の女子ジャンプ競技者の中で突出した存在であるがために、他の選手
が見劣りしてしまう部分もあるのは確かで、高梨選手以外の成績を見ると
ソチ・オリンピック代表の伊藤有希選手(土屋ホーム)が7位、岩渕香里
選手(松本大)が21位、茂野美咲選手(CHINTAI)が22位と、
なかなか差は大きいと思いますが、伊藤有希選手は同じ会社に葛西選手も
いますからね、これからさらに伸びて行くことと思います。

女子ジャンプ競技で日本は三つの枠を獲得しましたから、オリンピックの
代表がもう一人選出されることになりますので、国際大会での経験を積み
今回はともかく、来年以降の大会で上位入賞できる選手を育成することに
コーチ陣は力を注いで欲しいものですね。

フライングガールズ 高梨沙羅と女子ジャンプの挑戦
松原 孝臣


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