北朝鮮の金正恩第1書記の誕生日に合わせて、北朝鮮までノコノコと訪問
して、バスケットボールの親善試合(アメリカ政府が公式に認めていない
親善試合に意味があるのか?)を行なっているデニス・ロッドマン。

選手の頃から良く表現すれば個性的、悪く言えば変わり者で今でも根強い
ファンはいるかも知れませんが、少なくとも現在行なっていること自体は
異様に見えるのが普通の感覚だと思います。

金正恩を褒め称えて、昨年12月の訪朝の際には、金正恩と家族のために
と、30万円相当のイタリア製のダークスーツや、帽子つきの赤い子供服
英国製のブランドバッグなど、総額1万ドル(約100万円)以上の品々
を贈っていたということで、トウモロコシの芯を勝手に食べたことを理由
に銃殺刑にされている北朝鮮の農民の生活を考えたら、常軌を逸したこと
をしているとしか思えません。

ロッドマン本人は自分は政治には関わらないとか言っていますが、金正日
総書記の時代からNo.2だった前国防副委員長を処刑した直後に北朝鮮
に出かけて、金正恩は友人だ、愛していると発言したら、アメリカ人のみ
ならず、北朝鮮を警戒する国々からどう思われるのか、ということさえも
考えられないバカだということなのでしょうか。

もう今のまま北朝鮮に住むのが一番良いと思います。

金正恩の北朝鮮 独裁の深層 (角川oneテーマ21)
黒田 勝弘 武貞 秀士


by G-Tools