皐月賞、ダービーとクラシック2冠は、ともに2着に終わった超良血馬の
エピファネイア(父:シンボリクリスエス)が最後のクラシック菊花賞で
スタートから好位置につけ完勝しました。

前回までのGⅠは今一つ福永騎手との折り合いがついていないような感じ
で馬の走りたいという気持ちと福永騎手のギリギリまで抑えたい気持ちに
食い違いがあるように見られましたが、今回のレースはエピファネイアが
気持ち良く走っていたように見えました。(あくまでも個人の目線)

エピファネイアの母馬のシーザリオは福永騎手が初の海外制覇をした時の
パートナーであり、福永騎手自身が今までに乗った馬の中で最強牝馬だと
認めている馬ですから、その仔馬であるエピファネイアに対する思い入れ
は相当のものだと思います。

福永騎手自身、36歳にして初めての子どもが来年の三月に生まれる予定
であることが先日、発表されていましたから今回の勝利は、元福永騎手の
パートナーであるシーザリオが息子に届けさせたものかも知れませんね。

ノーザンファームの情熱~吉田勝己・俊介父子の世界への挑戦
古矢 友三


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