元々は「ピーナッツ」の主役だったチャーリー・ブラウンを上回る人気で
アメリカや日本で愛されている、犬のキャラクター「スヌーピー」の原画
約100点が公開される「スヌーピー展」が、10月12日(土)から、
東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されます。

アメリカで作者の名前を冠した「シュルツ美術館」よりも、多くの原画が
展示される展覧会では、貴重な原画だけでなく、作者シュルツ氏の生涯を
伝える資料も展示されていて、ピーナッツの世界観がわかりやすく伝わる
ように工夫されているようです。

1950年のスタート時は太い線で構成されていた原画が、2000年の
連載終了の頃には細く揺れる線(作者シュルツ氏が初期には実線の力強い
タッチで描いていたものの、次第に空気を和ませるような優しいソフトな
ペンタッチになっていることが読み取れるようです。)になっていくまで
の時間の動きがわかるような展示になっているそうで、イラストや絵画に
興味がある人にも参考になるかも知れません。

会場には原画だけでなくフィギュアやアニメのセル画も展示されています
ので、スヌーピーマニアにはこちらの方がメイン展示かも知れませんね。

会期は2014年1月5日までと長めですので、一通りの大波が引いた後
の方がゆっくりと見られるかもしれません。

SNOOPY in SEASONS (Gakken Mook)
学研教育出版


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