山口県周南市の連続殺人・放火事件で逮捕された容疑者が大切にしていた
犬(ゴールデンレトリバー)のオリーブが、容疑者が確保された1分後に
心臓発作で息を引き取ったことが報道されています。



テレビのニュースでは容疑者の鋭い視線とか、なんとかして容疑者が悪人
だという印象を植え付けようとしていますが住んでいた集落では、周囲の
人間達にかなり虐げられていたようですし、「つけびして煙喜ぶ田舎者」
という張り紙は、この容疑者の農機具が集落の人間によって放火されたと
いうことを指しているようで、良い人ばかりが殺されたという集落の人間
の言葉は100%信じることは出来ません。

もちろん人を殺したことは正当化できませんが、それ以前に自分自身が酒
に酔った勢いで刺されているわけですから、事件を扱った警察関係者達も
もっと被害者側に寄り添うことは出来なかったのかと思います。

それはともかく死んでしまったオリーブはとても可愛がられていたようで
飼い主の逮捕を感じ取って、もう会えないことに耐えきれなくて、生きる
気力を失ってしまったのだろうかと思うと、とても切ないです。

犬から聞いた素敵な話 涙あふれる14の物語
山口 花


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