昨年、東日本大震災という未曽有の大災害によって多くの方が亡くなった
影響で平均寿命が下がり、香港の女性に長寿世界一の座を明け渡していた
日本人女性が前年よりも約０．５歳寿命を伸ばして、再び、世界一の長寿
の座を奪還しました。（平均寿命は８６．４１歳）

男性も同様に約０．５歳寿命を伸ばして過去最高の７９．９４歳となって
昨年の８位から５位へと順位を上げました。

女性の２位は香港で、３位はスペインとなっていて、日本よりも穏やかな
気候のところが入っていますから、地球温暖化が徐々に進むのに合わせて
日本人の平均寿命は伸び続けるのかも知れませんね。

男性については５位でしたが、上位の国を見てみるとアイスランド、香港
スイス、イスラエルということで、どちらかというと男性は寒いぐらいの
気候の方が長生きする傾向にあるように感じます。

ただ、どちらにしても長生きすれば幸福かと言えば現状の日本の年金制度
や介護保険の現状、高齢者に対する世間の風当たりなどを見ていると長寿
を祝うような社会ではないように感じられ、長生きすればするほど生活が
苦しくなって、孤独死してから腐敗臭で気付かれるみたいなケースが増加
しているように感じるので、長生きしたいとは思わなくなっていますね。

太く短く生きるよりも、人間は細く長く生きた方が幸せだとあまり気軽に
いうことは出来ない世の中になっていると思うことが多々あります。

長寿県長野の秘密
白澤 卓二


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