2007年に病気治療のために入院していた病院で急逝した、ZARDの
坂井泉水さんの7回忌となる5月27日に東京・中野サンプラザホールで
メモリアルフィルムコンサートが開催されました。

1999年に開催された、初ライブの映像なども交えた貴重なフィルムを
昼夜の二回に分けて、約4,400人のファンが鑑賞したそうです。

会場入り口の献花台には、坂井さん直筆の「夏を待つセイルのように」の
歌詞とメッセージが書かれたパネルが展示され、全国から集まったファン
が献花台に花を捧げるために訪れたと伝えられています。

事実上の中心人物である坂井泉水さんの突然の逝去で、ZARDは永遠に
遠い世界のグループになってしまったわけですが、私には夏のイメージが
すごく強く、それも暑苦しい夏じゃなく、爽やかな夏の風景が自然に心の
中に思い浮かぶような音楽が大好きでした。

プライベートは公開しないというポリシーのため、がんによる闘病生活に
あったことも知りませんでしたし、さらには病院内での事故によって逝去
したという報道は非常に驚きを持って受け止めました。

まだ鬼籍に入るには若過ぎる年齢であり、これから更に活躍の場が広がる
はずの人が、一瞬で現世から消えてしまうというのは信じられない気持ち
でしたが、現実には冷酷かつ冷淡に時間は流れて、想い出の歌としてのみ
存在するようになっているのが現在です。

好きな歌が多かっただけに残念ですが、好きな歌をたくさん残してくれた
ということに感謝して、暑い夏を気分だけでも爽やかに過ごしたい時には
やはりZARDの歌が良いなと思っています。



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