- 訃報・追悼
今年は特にそのように感じた人が何人もいて、自分が年齢を重ねるというのは
世の中の誰もが年齢を重ねることだと頭では理解していても、感覚として素直
に受け入れられないものがあることを特に思いました。
アントニオ猪木さんは別格な存在として、今年亡くなった人の中で渡辺徹さん
は糖尿病が悪化して、満身創痍の状態だということは報道などで知ってはいた
わけですが、あんなに早く逝ってしまったのに驚きました。
他にも残念だと思った方は何人かみえますが、個人的にはジミー・ウォングが
亡くなったのが残念でした。
年齢的には79歳でしたが、アクションスターとして活躍していた若い頃の印象
では、もっと長生きしてサモ・ハン・キンポーと共演するぐらいの元気な姿を
想像していましたが、脳卒中を再発した後は復帰することなく6年間の闘病の
末に台北市内の病院で亡くなりました。
ジャッキー・チェンとの競演作もあれば、現在の香港映画で最強クラスの評価
を受けているドニー・イェンとの競演作もある活動期間の長い俳優で、香港や
台湾で多くのカンフー映画を残しています。
香港・オーストラリアの合作映画「スカイハイ The Man From Hongkong」
でオーストラリアの刑事役として共演し、後にマットマックスシリーズの悪役
で有名だったヒュー・キース・バーン（暴走族のリーダー）は2年前に73歳で
亡くなっているので、天国で再会したかもしれません。
ドニー・イェンとの競演では不死身の怪人役で、鍼を刺されても強烈な蹴りを
受けても全く効果がなさそうでしたが、雷に打たれて死んでしまうという話で
不死身な人と闘う時は天を味方にしなければ勝てないことがわかりました。
ジミー・ウォング氏のことは、ずっと忘れることはありません。R.I.P 王羽