年末の時期になると

感じ方の問題かもしれませんが、毎年、年末の時期になると芸能人とか著名人
の訃報記事が増えるような気がして、O・ヘンリーの「最後の一葉」のように
冬の木枯らしで葉っぱが落ちると、人が亡くなるみたいなことってあるのかも
なんてことを思ったりしますが、夏の酷暑、冬の厳寒は体調の悪い人には負担
は大きいでしょうから、枯れた葉っぱが散るのと同時に亡くなる人も今の時期
にはいるのかも知れません。



先日、渡辺徹さんが亡くなって、健康寿命という言葉を思い出しましたが今度
は「マジンガーZ」などのアニメの主題歌を歌ったら、並び立つ人はいないと
言ってもいいぐらいの水木一郎さんが肺がんで亡くなりました。

元々は肺がんが発見されて療養されていましたが、髄膜播種ということで肺の
がんが髄液の中を通って、脳に転移し、リンパ節にも転移して脳に障害が出る
こともあるため、手術をしても完全に切除して全快することは難しいとされる
症状が出ることも多いようで、闘病生活も厳しかったと思います。







子供の頃に観ていた「バビル二世」「侍ジャイアンツ」「マジンガーＺ」など
アニメの歌や「超人バロム１」「変身忍者 嵐」などの特撮番組のテーマソング
そして私の地元のプロ野球チーム、中日ドラゴンズの「燃えよドラゴンズ」の
何曲か（毎年、レギュラー選手の変遷によって歌詞が代わるので、何年度版が
存在しています）も、水木一郎さんが歌っていました。



その水木一郎さんの訃報を読んでいたら、フーテンの寅さんに欠かせない貴重
なキャラクターの一人だった佐藤蛾次郎さんが浴槽で亡くなっていた、という
訃報が着信して、どちらも聞き覚え、見覚えのある人だったので、年の暮れに
なると人生の夕暮れを迎える人が多いのかなと、毎年思うことなんですが特に
今年は続いているような気がして切ないです。



水木一郎さん、佐藤蛾次郎さんのご冥福をお祈りします。