例えば、ある程度距離が離れている関係だと、その中間地点で会うという形で
デートをしていれば、あまり人目を気にすることもなく、一緒に手を繋いだり
して歩いたりすることが出来るわけですが、両者が近い距離にいる場合は逆に
なかなか一緒に歩くことさえも出来ないというジレンマがあります。
一昔前に流行った「ホテル」という歌のように、人目につかないホテルで逢瀬
の時間を持つとか、近所で何かの偶然で相手の人が夫婦でいる様子を目撃して
どうしようもない関係に不安や不満を感じることで、思いが更に高まっていき
相手の配偶者に対して嫉妬を感じるようになると疑似恋愛の段階から婚外恋愛
の段階に移って、次の段階に進むことになります。
不倫関係がある程度の期間(1年以上)続いた場合には、自然に出てくる選択
として、不倫関係のままで続けるのか、将来的には結婚するのかという部分で
どちらを二人の合意事項にするのかということを決められないようだと、結局
不倫の関係は破綻してしまいます。
離婚して結婚するというのは、子どもがいるとか親と同居だとか、都会か田舎
なのか、などのいろんな条件も関係しますし、体力も精神力も必要なので双方
が本気で一致団結しないと難しいからです。
片方が独身なら、まだハードルは低いですが双方が離婚協議から始めなければ
ならないというのは、かなりハードルも高いので、それなりの時間も覚悟して
理想を現実に擦り合わせる作業が発生するので、双方が本気で不倫相手と一緒
に暮らしていきたいと考えられなければ、関係が終わるか、本当に割り切って
疑似恋愛を楽しむ大人の関係に昇華することになるでしょうね。
疑似恋愛を選択したならば、結婚生活とは別の愛情物語としての不倫関係では
日常生活に縛られない分だけ相手の良い面だけを見ることが出来るという利点
があるわけですから、一緒にいられないなら死んだほうがマシとでも考えない
限りは、社会通念上のパートナーと愛情面でのパートナーを分けるという方が
現実的ですし恋人気分をズーッと続けられるので良いと思います。
特に子ども関係とか、両親を引き取るとかの場合には、相当の精神的なタフさ
が要求されますから単純に愛する人と暮らしたいと考えて感情だけで行動する
ようだと、逆に相手の人の嫌な面ばかりを見ることになったりして最悪なので
ある程度は、子供や親にはさりげなく打診をする必要があるでしょうね。
後、時々見かけるタイプで、いつか別れるからそれまで待ってくれという男性
がいますが、少なくとも私が知る限りで、そう言っていて別れた人は実際には
見たことがありません。
極論を言うと、奥さんには逆らえないタイプなので、セックス面でも主導権は
奥さんに握られているために、自分に都合よくセックスができる相手を手元に
確保しておきたいだけの詭弁に過ぎません。
それなら、セックスと恋人気分を味わいたいからセックスフレンドとして交際
していこうと素直に言えれば良いのですが、それほどにはセックスにも性格も
魅力を感じていないのが本音なので、とりあえずは確保をするためにいつかは
別れるからそれまで待ってくれないかと嘘をついて引き延ばすわけです。
このような人の場合、最悪のパターンでは逆ギレして刃傷沙汰とか、妙に自分
たちの関係を美化(悲劇的に)して、心中騒ぎとか、ヘンな方向へと進む場合
もあるので、いつかは今の配偶者と別れて結婚しようと言いながらも、将来の
スケジュールを明確に示さないような場合は愛想を尽かした方が良いですね。
いわゆる社会規範からは外れていますが、人間も所詮は動物でありオスとメス
のDNAが優秀な異性を求めた結果が不倫関係なわけです。
社会規範から外れているという内面的な葛藤がある部分だけ不安も大きいとは
思いますが、最後に決めるのは本人ですからね、不安な心に惑わされず自分に
取って楽しく豊かな日々が送れれば、それで良いと思います。
不倫で終わるのか、結婚に繋げるのか
- R18のお話