安曇野は北アルプスの伏流水が豊富に湧き出している上に、そばの薬味になる
わさびの農園も点在し、そば好きな人にとっては特別な場所かも知れません。
安曇野のそば畑の動画を見つけたので、載せておきます。
一日目の夕食に選んだのは「手打ちそば くるまや」というお店でした。
個人の主観が入るのであまり口コミというのは当てにしませんが、初めて行く
土地では参考程度に見ている「ぐるなび」で平均以上の評価がされていたので
ナビに入力して行きました。
山の中の二車線幅の道を走って、案内に従って着いたのは有明山神社の鳥居の
真ん前にお店を発見、狭い銀杏の木の間を通って駐車場に車を停めました。
入口側と出口側に分かれていますが、本当に狭い上に段差があるので大きめの
車だとドアミラーや車体を擦りそうなぐらい細いです。
口コミでは入場待ちの列ができると書いてありましたが、平日の物寂しい夕方
閉店時間まで残り1時間程というタイミングで、お客さんは僅かでした。
並盛りに続いて1.5人分の大盛り、二人前とそばの量が増えて行き、最大だと
五人前の気狂いざる(この名前は放送禁止レベルですが、普通にお品書きにも
書かれています)になりますが、ちょっと多めにしようと大盛りを頼んだのが
間違いのもとで、普通のお店の二人前以上ありました。
そばが細くて短く、いかにも手打ちという感じですが、細いので食べている間
にのびてしまって完食するには至りませんでした。
美味しいか不味いかという評価は個人の主観なので書きません。
ただ、自分の好みではありませんでしたので、次はないかな。
ちょっとお疲れ気味だったこともあり、ここでは写真は撮っていません。
そして翌日、今度はランチとして「上條」というお店に行きました。
蕎麦屋さんというと大体のイメージはいわゆる民芸調というか、農家の古民家
みたいなタイプだったり、お店の外に水車があったりする感じですが、ここは
洋風の建物で、個人的なイメージでは、ジブリ作品の「思い出のマーニー」の
洋館の雰囲気を感じました。
お品書きから選んだのは「鬼おろしそば」のえびです。
注文した鬼おろしそばとは別に、水の中に泳いでいるだけのそばが出ます。
安曇野のきれいな水で、そばを味わってみて下さいという意味ですが、残念な
ことにそこまでそばの味にうるさい人ではないので、本音としては味気ないな
という感じではありました。美味しんぼの山岡さんなら、このそばはなんとか
のそば粉をブレンドした味わいで、なんたらかんたらと言いそうです。
鬼おろしは辛味大根ではなく、普通の大根を荒めにざっくりとおろしたもので
ワサビの代わりになるほどの辛さもなく、ちょっと期待外れでしたが、昨夜の
山盛りのようなことはなかったので、無理なく完食できました。
いろいろとトッピングが華やかな天恵そば(対面の方の注文品)
こちらも個人の主観としての美味しい不味いの評価は書きませんが、普通の量
だったので、このぐらいの量と料金を考えると再訪もありかなと思いました。
ガイドブックなどにも載っている有名店なので、開店直後に行くよりも最初の
お客さんと入れ替わりの時間帯の方が待たずに入れそうな気がします。
12時を少し過ぎた頃に行きましたが、私の次に来店した人は待ちでしたね。
そば湯は濃厚な感じで、茹でた窯の底には糊状になっているんじゃないの?と
思うぐらい濃いそば湯が提供され、美味しかったです。